タワーマンションならではの防災
防災への取り組みは防災・防犯委員会を中心に行っています。同委員会は、全ての委員会の中でも最も多い人数で構成されており、毎月開催するなど活発に活動しています。1,000人以上の居住者が縦方向に分散して暮らすタワーマンションの防災活動は、通常の戸建住宅や小規模の集合住宅とは異なり、タワーマンションならではの対策が必要となります。
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防災訓練
毎年1回実施しています。毎年行う各フロアでの点呼訓練や防災備蓄品の販売をはじめ、年によってはしご車による救出訓練、煙体験、AEDの使用訓練などを行い、居住者に興味を持っていただく工夫がされた訓練となっています。これらは近隣消防署と連携した内容となっています。(ステーションフォレストタワーの向かいに中原消防署があります)
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独自の防災マニュアル
当マンションでは独自の防災マニュアルを作成し、毎年防災訓練を行う等、防災に関して力をいれています。東日本大震災の発生を受け、高層マンションにおける震災時の様々な問題が浮き彫りになった2012年にこのマニュアルは作成されました。居住者にはこの冊子を配布しています。このマニュアルは、第一に居住者の皆さんの安全の確保、第二に皆さんの被災後のサバイバルを手助けすることを目的としており、実践的なものです。オリジナルのイラストを多用してわかりやすい内容となっています。
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防災倉庫・備蓄
以前は地下3階の防災倉庫に備蓄品を保管していましたが、東日本大震災を契機にすべての住居階に水と簡易トイレを備蓄し、5階ごとの拠点階にロッカーを置いて、災害対策備品を収納しています。近隣マンションやNPOと連携したデジタル無線機も設置し災害時に活用できるようになっています。
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川崎市高層集合住宅の震災対策に関する整備基準の認定
この認定制度は、震災時にライフラインが復旧するまでの間、高層マンションの高層階住民が自立した生活を送ることができるよう、震災対策用設備の設置を推進するものです。当マンションは、第2号として認定され、整備基準適合証を受けました。
詳細は武蔵小杉ブログのこちらの記事をご覧ください。 -
防災対応トイレ
1階に3箇所設置された共用トイレは、直接給水となっており、震災時にも利用可能な防災トイレとなっています。
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非常用階段避難車(エクセルチェア)
震災等でエレベーターが使えなくなった場合を想定し、高層階から安全に被救護者や高齢者を階段を使って下ろすことができる非常用階段避難車を常備しています。
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レンタル用車いす(折りたたみ式)
体調不良や腰痛、ケガなどに見舞われた際、タクシーや自家用車などの待つマンション出入り口までの移動にレンタル用の車いすが準備されています。折りたたみ式なので保管にも場所をとりません。
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AED(自動体外式除細動器)
AEDは、心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器です。防災訓練を通じて操作の練習も行っています。また、SFT内で働く職員にはAED操作を含めた救急救命講習の受講をお願いしており、管理員・警備員(コンシェルジュを除く)が上級救命講習を取得しています。当マンションでは1階と41階にAEDを設置しています。
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自家発電設備
震災等ので停電が発生した際も非常用エレベーターや消火設備等に電気を供給し、発災直後の緊急事態に対処します。
安心の防犯設備
メインエントランスから各住戸まで【4重の扉】で不審者の侵入を抑止するセキュリティシステムをはじめ、エレベーター内に防犯カメラを設置するなど監視体制も強化。【機器】【システム】【オペーレーション】で毎日の安心・安全を支えるセキュリティ体制を実現しています。
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メインエントランスから各住戸まで4重のセキュリティ
メインエントランス、1階エレベーターホール、各階エレベーターホールは専用ICカードで解錠します。各住戸玄関ドアはディンプルキーでの解錠となり、4重のセキュリティと2種類の鍵で強固な防犯体制を実現しています。専用ICカードは「おさいふケータイ」にも組込可能です。また、コンシェルジュカウンターやシティラウンジでのEdy支払いにも対応しています。
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防災センター
防災センターでは警備会社の警備員が常駐し、巡回警備や監視を24時間365日体制で行っています。日中はライフサポーターがここを拠点として、日常の管理業務や設備・施設の点検・見廻りなどを行い、同時に警備員が不審者の侵入などの監視を行います。